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2006年12月15日 (金)

父が来た

お~、あれよあれよと、今年もあと2週間余り・・・私の父を連れてこようと決めて1年になる。。。今年の2月からの父を振り返ろう。。。

 大妄想。実家を離れてしばらくして、ときどき夜になると土木事務所の人と相談しに行くために市長が迎えに来るからと言って家を出ていくのだった。また、弟から夜中の3時過ぎに、今、お父さんが外にいるという電話があった。ベッドを見に行くと、おとなしく寝ていた。???確かに3時前に外に出たらしく、でも、息子は来ない。だから、携帯で電話をしていつ着くのか聞いたというのだ。まだ、そんな時間じゃないことを説明し、オートロックの解除を教えてもらい、なんとか部屋にこっそりと戻っていたということだ。わけわからん!認知症の教科書通り、天気の悪い日には大妄想大会だった。

 服を着る順がわからない。一人暮らしをしているときから、ちゃんとパジャマに着替えているのだろうか?服の組み合わせが変。というのは気にしていたのだが、同居してみて、父は服を着替えるときやその順番がわからなくなっていた。毎朝、洋服を着る順に出し、寝るときも着る順においておく。時間がわからず、何時に○○してねと言っておいてもできない。朝、子どもたちが学校へ出て行くときがベッドから起きる合図。私が並べた順にゆっくり着替える。私が朝食に呼ぶ。私が仕事に出ている間は、母が入所している老健やデイサービスに行っているので、お迎えが来るまでに顔を洗い、薬を飲み、部屋で待っている。私が出て、30分ほどでお迎えが来ることになっていたので、ちょうどいい具合の自立行動になっていた。2つの施設に通っているので、ときどき、かばんを間違えることはあっても、大きな失敗はなかった。

 水分制限の苦労。父は腎臓が悪いために水分制限があった。1日1000ml。水分は与えられたものだけにするようにいつも言うのだが、顔や手を洗うときにごっくんしていたり、ごみ箱からペットボトルを持ち出して、水を入れ、自分の部屋に隠して飲んでいたり、みつけては怒りまくる私であった。何度説明しても、うんうん、悪かったというだけで、隠し飲みはやめられなかった。

 究極の事件。5月の連休に、上高地に日帰りで行くことになった。休みはいつも寝ることしかしない父も行きたいというので、連れていくことにした。子どもは河童橋から明神池まで歩いたことがないので、ハイキングに行きたいのだけど。。と父に言ってみたら、歩くのは嫌だから河童橋で待っているというのであった。昼間に異常行動を起こすことはなかったので、外で日向ぼっこができる場所や、お金を持たせ紅茶が飲めそうな五千尺ホテルのラウンジやおみやげ屋さんを教えて河童橋を出た。明神池から戻る途中、あと15分くらいのところで携帯がON!メッセージは派出所から。父が五千尺ホテルのラウンジで6人分の席をとって注文もとらずに30分座っていたのだというのだ。その異常さにホテル側が怒っておまわりさんを呼んだという始末。父は間違った緊張からか、自分がお金を持っていたことも忘れていた。留守番大失敗。。。五千尺ホテルさん、ごめんなさい。でも、ホテルさん、あんなに怒らなくても、上手に父を追い出してくれればよかったのにぃ。私たちが戻るまでラウンジに居なさいと言ったわけじゃないんですぅ。。。

 とまぁ、細かいことまで書き出したらまだまだ出る認知症。まったく人が変わった父にどう生きる喜びを見出すのか、いろいろと考えてもわからない。笑うことを忘れてしまっていた父だった。

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